野田市大字別人口を見える化してみた
背景
私は野田市に約25年程住んでいます。しかし、小さい頃を除けば学校や会社は野田市以外の街にいることが多く寝る場所が野田という感じでした。あることを考えている時、もう少し野田について知る必要があると考えました。長く住んでいますのでなんとなくは知っています。約15万人の人口がいて醤油が有名で東部アーバンパークラインが走っているという感じです。そこで、所謂、野田市を見える化してみようと考えたのです。巷ではビックデータという言葉が流行り、そのデータを活用するAI(機械学習)という言葉が流行っています。元ヤクルトの監督である野村さんの「ID野球」から始まり、現在多くのスポーツ競技でデータ分析の精度が勝負に影響します。私もその流れに乗ってデータを活用していきたいと考えました。
野田市のオープンデータ
野田市にはいくつかのオープンデータがあります。オープンデータとは簡単に言うと公開されているデータです。
「オープンデータ」とは、「営利目的も含めた二次利用が可能なルールで公開」された、「機械判読に適したデータ形式のデータ」のことです。
引用元:オープンデータについて|野田市ホームページ
野田市のオープンデータ一覧
野田市では野田市のホームページ内でオープンデータを公開しています。
- 大字別人口・世帯数
- 公共施設一覧
- 避難場所一覧
- AED設置場所一覧
正直な感想を言うと、種類が少ないと感じたのが本音です。野田市と比べると流山市は充実していますね。様々な理由があると思いますが、今後に期待です。
大字別人口・世帯数(オープンデータ)
今回は令和2年6月1日現在大字別人口・世帯数 (CSV 2.6KB)を利用しました。大字(おおあざ)とは市町村内の区画名称を指します。本データはCSV形式と呼ばれるファイル形式になっています。CSV形式とはカンマ区切りのデータで機械判読しやすいファイル形式の1つです。Excel等で開くことで人間が見やすい形で表示されます。
令和2年6月1日現在大字別人口・世帯数 (CSV 2.6KB)一部抜粋
大字,人口(男),人口(女),人口(計),世帯数
野田,2529,2742,5271,2587
上花輪,2089,2071,4160,1948
中野台,1873,1882,3755,1790
清水,3375,3442,6817,3179
堤台,727,737,1464,679
(以下省略)
ただ、Excelで見ても数字が沢山並んでいるだけですので、間違った分析をしかねません。このCSVを見た私は野田市街という先入観からか、大字が野田の人口が多いと見間違えました。
そこで、人間が直感的にわかりやすい形(グラフ)にしてみました。
野田市人口男女比
野田市大字別人口(垂直棒グラフ)
野田市大字別人口(円グラフ)
野田市大字別人口(地理空間グラフ)
今回はAmazon QuickSightを利用して野田市のオープンデータを見える化してみました。Amazon QuickSightとはAmazon Web Services(AWS)が提供するクラウド駆動の高速なビジネスインテリジェンス(BI)サービスです。BIは私なりに簡単に言うと様々なデータを収集し、可視化をすることで経営戦略のための意志決定を支援するものです。現在、様々なBIツールが存在し、専門家の力を借りなくても利用できるものが多く存在します。こういったものの導入等のご相談も気軽にお申し付けください。
見える化して知れたこと
野田市人口男女比
男性が50.31%、女性が49.69%でグラフからもわかるように日本全体の男女比とほとんど変わりません。(全国で見た場合は男性のほうが少し少ない。)今回作ったグラフから得れた役に立ちそうな情報はありませんでした。。。
野田市大字別人口
「山崎」は「野田」の約三倍の人口がいます。この情報は私にとって意外でした。しかし、本情報だけでは経営に生かすことは難しいと思います。しかし、野田市大字別人口(地理空間グラフ)を見て頂くと運河、江戸川、国道16号線に囲まれた地域(オレンジ線に囲まれた場所)に人口が集中していることがわかります。
この情報は少し使えそうですね。野田市にチラシをできるだけ多くの人に届けたい場合、この地域に配ることが効率的である可能性が高そうです。若しくは人が少ない場所に住みたい場合は野田市の東側に住むのもよさそうですね。確かに西のほうは沢山お店があったり、道路が混んでいたりとなんとなくこのようなことを感じて生きてきました。
最後に
長年生きていればこのような情報がなくても生きることは可能です。しかし、現在の世の中はこういった形でAI(機械学習)と呼ばれるものが「チラシをそこに配ると非効率だからやめときなさい」とか「人が住んでいない地域は東のほうです」とか言われる世の中です。長年の経験で判断していたことが一瞬でAI(機械学習)によって判断される時代になっています。あなたの経験実はたいしたことないよと言われている気がしますが、こういったものを活用することの重要性を改めて知ることになりました。。。
注意書き
- 本ページに掲載しているデータの正確性を維持するよう努めておりますが、いかなる保証を行うものでもありません。
- 本ページに掲載しているデータを利用したことで生じたいかなる損害に関しても、その責任を負いかねます。
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